usakoとリラックス

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usako とリラックス・・・


ごあいさつ

はじめまして。アイ・アンド・ユーのusakoです。

地域の診療所医師として働いた後、大学院(アライアント国際大学/CSPP臨床心理大学院)で臨床心理学を学びました。もともと心の問題やカウンセリングに興味があり、どのような話でも患者さんの話を聞くのが好きでしたが、人生最大の危機をカウンセリングや心理療法を通して乗り越えたとき、人生の流れがあるべきように大きく変わり、新たに心理臨床への道へと進ませてくれました。

人生もまた無意識によって、どこか導かれているものなのですね。

ある症状を一時的に薬で抑えるのではなく、自分との出会い、セラピストとの出会いから、そこに意味を見出すことによって、癒されていく、治っていく、自分らしさを受け入れていくことは、本当に尊いことだと思います。

これから、セラピストとして、来所してくださる方々のご相談に耳を傾け、少しでもお役に立てるよう努力していきたいと思っています。

またこのコーナーでは、セラピストがふと感じたことや日々の発見、心と体のつながりなど、アイ・アンド・ユーで20年以上心理療法に携わっておられる大先輩の方々との対話も交えながら、ご紹介していきます。

どうぞよろしくお願いします。

                   

自分の木

ある日、自分の木を見つけました。

小振りな枝葉に緑の冠を載せたような若木。もちろん、自分で植えたわけでもなければ、育てたわけでもありません。ただあるとき、ふと呼びかけられるようにして、ある場所にこじんまりと華奢に立っていた、木を見つけたんです。

初めて出会ったのになんとも離れがたい気がして、ぐるぐるとその周りを廻りました。そして枝や葉っぱを手で触れてみたり、遠くから眺めたり、そっと話しかけてみたり・・・とうとう機会を見つけては、わざわざ車で何時間もかけてその木に会いに行くようになりました。

木は木であるにもかかわらず、いつもそのままの姿で優しく迎えてくれ、そのときの私を見事に映し出し、何かに気づかせてくれたり、ときにはなぐさめてくれたり・・・

木の前でぼんやりと時間も忘れて座っていると、もう日常の憂いも煩いも、何事でもないかのように思えてきます。

この地球上のどこかに、誰にとっても、今の自分にぴったりの自分の木が、植わっているような気がしてなりません。皆さんも、見つけてみてはいかがですか?

         

心と身体のつながり(1)

 健康に対する関心の高まりとともに、最近は心と身体はつながっているという認識が、一般にも広まっていると思います。心と身体を結ぶ精神神経免疫学などの本を読むと、伝統的な医学に対する新しい治癒モデルが台頭していることに気づきます。そしてそれは、従来の治療モデル、医師ー患者関係、科学信仰を大きく越えたものであることがわかります。私たちの知っている現代の医療では、人間の心と身体は別々のものであるとして、臓器というたくさんの部品が働く機械として、医療者患者は 治す人ー治してもらう人 として、病気とは忌むべきもの・闘うべきもの・克服すべきものとして扱われ、教えられ、実践されてきました。今なお、そういった考え方が主流ですね。

しかし、そのような考え方に基づいた西洋医学の限界は、意外と早くぶちあたります。

今、セラピーをベースとして、心と身体と魂がよりよくあるための、そしてそれを援助するための新たな探求に進みつつあるとき、人間に与えられたもっと深い知恵を信じたいという気持ちを持っています。これらは私にとって、より一つのものです。

クライアントの方々とともに、専門家の方々とともに、手探りでもよいから、まだ言葉にならない何かを見つけていけたら、と思います。

            

心と身体のつながり(2)

 以前出会った小学生の男の子が、半年も朝になるとひどい下痢が続いていました。一時間もトイレにこもってしまって学校へ行くのもままならなくなってしまいました。そのうち頭痛も出てきて、心配したお母さんはその子を病院へ連れて行きました。どの検査も“異常なし”でした。腰の脊髄に針を刺す痛い検査も、頑張って受けました。結果はやはり異常なしで、お母さんと男の子は、最寄りの診療所の私のところにやってきました。

 学校があまり楽しくないようだ、という話は聞いていました。そこで私は、まず下痢の状態を確認し、お腹の診察をした後、少し学校の話を聞かせてもらいました。すると、友達のなかに自分をバカにする子がいるといったようなことを話してくれました。次の日もう一度診察に来てもらうと、とても賢いことに、私が処方した下痢止めの薬を彼は飲んでいませんでした。そして更にもう少し学校の話を聞かせてもらうことができました。担任の先生は大変厳しく指導しているようで、男の子はそのことを話していると目にいっぱい涙が溜まりました。お母さんも薄々気づいていましたが、家であまり話したことはなかったとのことでした。私はこの小さな男の子が自分の胸につらさや悔しさをいっぱい溜め込みながら、そして毎朝の下痢や頭痛に苦しみながら半年間も過ごしていたかと思うと、こちらも泣きたくなってしまいました。いつの間にか、男の子は声をあげて「わーん」と泣いていて、私はお母さんに彼を抱いてもらいました。

 お母さんからの後日談では、その夜、久しぶりに男の子はお父さんとお母さんの間に入ってきて、よく眠ったそうです。そして次の日お母さんが「無理して学校に行かなくてもいいんだよ。先生にはお母さんから話してあげるよ。」と言うと、少し考えた後、自分で学校へ向かったそうです。そしてその後はもう下痢も頭痛もなくなったそうです。

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トラウマに<身体をブルブル>

 何かショックなことがあったとき、心が傷ついたと感じたとき、どうしてますか?あるいは、どうなりますか?

言い返したり、やりかえしますか?・・泣きますか?・・それともどうすることもできずに固まってしまいますか?

 固まるというのは不随意反応で、つまり意識で行っているものではありませんが、ある自分を脅かすような出来事に対して心身が一瞬のうちに固まってしまうと、そのエネルギーが心身に滞ってしまって、結果としてトラウマとなり、何らかの心身の不調をきたすことがあります。ピーター・レヴァインという医学生物物理学と心理学研究者は、他の動物に攻撃されたときの野生動物の反応に注目して、トラウマ症状は未解決で見放出の凍りついた残余エネルギーから生じることを唱えています。トラウマは心理的であると同時に、生理的でもあるということです。セラピーではこうした過去のトラウマを癒すための様々な方法があり、私もいろいろと受けてきました。

 ここで、このレヴァイン博士の方法を使って、簡単にトラウマを癒す方法を紹介します。<身体をブルブル>です。何かトラウマになりそうな出来事に遭遇したとき、そして心身が固まった感じ、嫌な気分、なんとなくモヤモヤとして気分が残るとき、仰向けに寝て(あるいは立ったままでもよいです)、手、腰、足をブルブルと振るのです。そしてそのとき感じている気分や感覚を身体の中心から手足を通して外へ放出するイメージで振ってみてください。なんとなく気持や身体が軽く感じられたらOKです。

 これは、ある出来事をトラウマとして心身に蓄積しないための応急処置です。

 もちろん慢性的なPTSD症状やあるトラウマ体験の苦痛と繰り返しから離れられないなどの場合は、セラピーを受けることによって、その緩和をはかってください。

 <身体をブルブル>簡単で、便利な方法です。

                

・・・・今回はusakoのポエムです

トラウマの癒しと回復 

     

自分の感覚や気持ちに気づけるようになって

     

いろんな感情を経験するようになって

     

自分のことを少しずつ信じられるようになってきて

     

自分が誰だかわかってきて

     

言葉にいのちが吹き込まれて

     

自分と他人の区別がつくようになって

     

自分が他人から分離して

    

地に足がついて、そして、天ともつながった      

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