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本人が来られない、行きたくないというケースは結構多いのです。しかし、本人が来ないとどうしようもない、というものでは決してありません。打開策もたくさんあるのです。 それは、私達が本来心理的な援助で行うことの中で、ご本人のまわりの方々にも充分してもらえることがありますから、それをご家族、ご両親ないしはご両親のどちらかに、家庭でやって頂くことです。そして、同時に私達とご家族とで共同でいくつかの対応策を行っていくこともあります。 でも、本人が来ないで変えるのは難しいと思われますか? そう思われるでしょうが、実際は事態が変わること、そしてご本人も楽になれることは少なくありません。ご家族同士の力、ご両親の子供さんに対する力には、大きなものがあります。ただ、あまりに近くにいるために見えなくなっているものがありますし、また、その力の効果的な使い方等についての、専門的なアドバイスが必要です。つまり、今までやってこられたことと少し違ったやり方、もっと有効なやり方を学んでもらう必要があるのです。そうして、本人が少しでも楽になれば、自分でもカウンセリングに行ってみようと思うことも多いのです。 ところで、ひょっとして、書籍あるいはどこかで、ご家族、またはご両親に悪いところがあるために、本人がそういう状態になった、といったことを読んだり言われたりしたことがありませんか。それで、自分たちにはとてもできないと思われてはいないでしょうか。 そんなことはありません。どのご家族やご両親も、本当によくやってこられた、と私達はいつも感じています。また皆さんも、ずいぶんご心配されお疲れになっていることと思います。ここらで少しリラックスされることも必要です。そうして、新たな活力を持って、適切なやり方で取り組む時、どなたもが、親御さんならばこそ、ご家族ならばこその力を効果的に発揮され、大きな成果をあげていけることはいうまでもありません。